お子さんがやりたいと望むことをお金がないからダメとはなかなか言えないものです。また、入学金や授業料などは待ったなしで支払いがきます。
①教育資金の貯め方
お子さんが就学前か、生まれたら用意したいですね。必要になってからでは間に合いません。基本的には預貯金で積み立てる必要があります。金利がまだ低い間は、預貯金のタイプによっては十分に用意できない可能性もあります。複利の金融商品や投資での準備も考えましょう。
②ご両親に万が一のことがあっても教育資金が確保できる子供保険も併用して将来いくら用意しておくかを計画します
全額を保険で用意しようとすると保険料が高くなるためせっかくの家族のレジャーや日々の生活費を圧迫しないような額にし、預貯金と合わせて考えて行きます。住宅購入の予定があれば、住宅ローン額と合わせて毎月の支払い額が妥当かどうか計算が必要です。1番いけないのは、せっかく用意していた教育資金を住宅の頭金などに使ってしまうことは避けましょう。教育資金はお子さんの進学が終わるまで他で絶対に使わないという意思を持ってください。
③既にまとまったお金を用意している場合は、ご両親、祖父母からの援助を上手く使いましょう
お年玉を貯めておくなどの少額な現金は預貯金で積み立てる中に入れます。多くは祖父母から進学でまとまった金額を直系の孫に渡したい方は多いです。が、贈与になってしまうと贈与税が発生します。2026年の3月31日までは教育資金の一括贈与の非課税制度があります。30歳未満のお子さん1人につき1500万まで贈与税が非課税になる制度です。制度の利用には教育費の領収書など留意点がありますので準備が必要です。