防水工事

透湿防水シートの施工状況

左の写真は外壁の室内側に施工する透湿防水シートの通常の施工状況です。

透湿防水シート(通称:防水シート)は、メーカーや種類が沢山ありますが、機能や施工方法は大体同じです。

長いロール状になっていて、簡単にいえば、それを家の周りに巻いていくようなイメージです。施工方法は上下の重なり90mm以上左右の重なり150mm以上という決まりになっています。

この写真は防水シートの施工後に通気(空気の流れを作る目的)の為に胴縁(板)が施工されています。

左の写真は上の防水シート施工の上下の重なり部分に防水テープを施工したものです。

何故防水テープを貼ったのか・・・

風が強い日にお施主さまから「壁から音がします。」というクレームが入るために、建設会社から施工者に依頼して貼っているものです。

ただ、これにはリスクが伴います。音は防げますが、代わりに漏水の恐れがあります。

左の写真は上で紹介した防水テープの一部を拡大したものです。

水が溜まっているのを確認できます。この水は出口を求めて、室内側にオーバーフローして、壁や断熱材へと吸収されていきます。

クレームが入るのを恐れ、漏水の恐れがある施工を深く考えずに施工している状況です。

むしろ、風が強い日に音がしても問題ない事。施工を守っているから音がする事を説明して欲しいと思います。

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